坐骨神経痛持ちの【マットレス選びの条件】※私の父の痛みを緩和した寝具

坐骨神経痛とマットレス

 

『坐骨神経痛は本当に布団とかマットレスを変えると治る?』
『寝ている時に特に症状がひどくなっているように感じる…』

 

坐骨神経痛を引き起こす原因は様々ですが、特に布団に入ってから、痛みによって眠れないと言う方は寝具にも原因がある可能性があり、寝具の見直しが大切になります

 

坐骨神経痛はお尻のあたりがビリビリとしびれたり、痛んだりしますが、体に合ったマットレスが見つかれば寝ている時の症状も楽になります

 

実際の経験談として、管理人の父も長い間悩まされてきた坐骨神経痛の症状(父の場合は腰部脊柱管狭窄症が原因でした)がマットレスの交換によって緩和されました

 

『最近は熟睡できるし、寝る前に痛みと戦う時間が少なくなった』
と父の表情が明るくなった様な気がします^^

 

ただ、大前提としてまずはしっかりと医師に診断を受けてから寝具の見直しをする様にして下さいね^^

 

父(身長168㎝、体重60㎏)と相性バグツンだったマットレス

 

 

腰痛対策の寝具は基本的に【高反発マットレス】がお勧めです

 

体重にもよりますが、反発力が強めの方が腰が沈み込み過ぎずに寝返りが楽に打てるんです



坐骨神経痛を解消するマットレスの条件とは?

坐骨神経痛や腰痛症を改善する為のマットレスと言っても人の骨格は10人10色で、100人中100人が合う寝具は存在しません
と言ってしまうと身も蓋もありませんが、これは事実

 

ただ、腰に負担を掛けないマットレスの条件はあります

腰周りに負担を掛けないマットレス
⇒坐骨神経痛の原因となる様々な腰痛症を予防、改善する
⇒坐骨神経痛の改善、悪化を予防する

と言うわけです

 

腰に負担を掛けないマットレスの条件は主に2つ

反発力が適度にあり、背骨から腰に掛けてS字カーブを保っている

寝ている間に腰に負担をかけない様にする為には寝た時の姿勢をキレイに保つ為に体圧分散が出来ている事や自然な寝返りが打てる事

 

その為にまず、試して欲しいのが高反発(硬め)タイプのマットレスです
硬めのマットレスと言うわけなのですが、硬めのマットレスの最大のメリットは必要以上に腰が沈まずに腰を支えてくれます

 

柔らかすぎる低反発マットレス等は寝心地の良さが人気ですが、寝ている時に腰が沈みやすくなり、腰への圧力が大きくなってしまいます
さらに、柔らかいマットレスは寝返りを打つ為に時間がかかってしまうので体全体に負担が掛ってしまいます

 

私たちの背中から腰に掛けての骨格はS字カーブになっている事が理想とされていますが、腰が沈み込むマットレスや硬すぎるマットレスはこのバランスが崩れてしまい骨周りの筋肉に負担をかけるので適度に反発力があるマットレスを選ぶ必要があるのが理想的

適度な反発力って??

高反発マットレスと言ってもその人の体格などによって【適度な反発力】と言う意味は変わってきます
お年寄りの方、女性、100㎏以上もある方などその人によっての適度と言うのは意味が違いますよね

 

自分に合った高反発マットレスを選ぶ際に重要なのは体重に合うものを選ぶ事です
反発力はニュートン(N)と呼ばれる数値で表され、100N以上が高反発マットレスと言われます
多くのブランドは140~170N程度のマットレスを標準モデルにしていますが、この数値だと体重が50㎏~80㎏の方におすすめです

 

一般的な基準としては

  • ~45kgの方は100N
  • 46~80㎏程度の方は140N
  • 81kg以上の方は170N

位です

【詳細】低反発マットレスと高反発マットレスの違いとそれぞれのメリット、デメリット

 

体圧分散に優れる素材を使用し、実際の検証データがある

次に腰に負担を掛けない寝具の条件は寝ている時にかかる寝具への圧力(体圧)をしっかりと分散してくれる事です
寝ている時に沈み込みやすい箇所(お尻、背中、腰など)の圧力を分散する事で歪みの無い理想的な睡眠姿勢を保つ事が出来ます

 

体圧分散に関してはそのメーカーがどれだけの検証データを持っているかが一番のポイント
『体圧分散がしっかりとできている!』
と謳っていても商品ページのどこを見てもデータが無かったりすると完全にアウトです

 

また、最近はたくさんの独自繊維や素材を大手メーカーさんが出していますが比較対象が少なく、ウレタンフォームでのマットレスが最もポピュラーです
新素材系のマットレスは個人的にはしばらく様子見と言った所ですね(費用もまだ高いですし…)

 

モットン雲のやすらぎなどは腰痛対策として非常に多くのデータを利用者から取るだけでなく、90日の返金制度がついているので安心して利用できます
どちらかと言うとモットンは男性や体重が重めの方、雲のやすらぎは体重が軽めの方や女性、高齢者におすすめです


マットレスの耐久性について※反発力と耐久性の関係

 

反発力が強いほど耐久性がある様に感じるかもしれませんが、反発力と耐久性は関係ありません
耐久性の良し悪しはそのマットレスの密度に依存します(ウレタン素材の場合)

 

つまり、低反発でも密度が高いマットレスは耐久性があり、逆に高反発でも密度が低いマットレスは耐久性が悪くなります
耐久性が悪いとすぐにヘタッてしまい、腰に負担が掛るマットレスに変わってしまいます

 

【詳細】マットレスの寿命はどうやって図る?耐久性の高いマットレスとは?

 

マットレスなどの寝具は交換する為に手間(廃棄の問題など)がかかる為、そこまで頻繁に交換するのは現実的ではありませんよね
ヘタにケチって品質が悪いマットレスを購入するのであれば、長く愛用出来て保証が付いていたり、お試しが出来るマットレスを選ぶことも失敗しないマットレス選びのポイントになると思います

 

まとめ

坐骨神経痛は慢性化しやすい症状ですが、自分に合った寝具を見つけるける事が出来れば症状の緩和が期待できます
整体やカイロプラクティックで一時的に痛みを緩和しても根本的な原因を解消しないと同じことを繰り返す可能性が高いです

 

そもそも、坐骨神経痛は病名ではなくて症状の名前で腰から足にかけて伸びる末梢神経である坐骨神経が何らかの原因によって圧迫される事によってしびれ、痛みが出る事を言います
中には重大な病気が隠れている場合もありますので、坐骨神経痛を軽く見ない事

 

坐骨神経痛の症状が出る主な疾患は

  • 椎間板ヘルニア(若い方の原因の多くとされる)
  • 腰部脊柱管狭窄症(中高年の方の原因の多くとされる)

が最も多く、他にも腰椎分離症、腰椎すべり症の他腫瘍による神経の圧迫なども坐骨神経痛の症状を引き起こすと言われます

 

坐骨神経痛を放置して勝手に治る事はほとんどなく、症状が軽いからと言って放置するのは危険で、今原因となっている症状と別の腰痛症を発生させ日常生活の質を大きく下げてしまいます

 

特にベッドや敷布団などの寝具が体に合っていないと坐骨神経痛を悪化させる原因になり、坐骨神経痛の原因となる腰痛症を緩和させる為には寝ている間の時間、どれだけ腰回りの筋肉を休めるかが非常に重要になります
坐骨神経痛を治療する為には薬物療法、理学療法などが多いのですが、症状が悪化すると手術をする必要もあり、決して侮る事が出来ません

 

寝具を変える事は数ある坐骨神経痛解消の一つの方法でしかありませんが、一日の多くの時間を費やす寝具は必ずこだわって損は無いと思います

 

腰痛対策におすすめな高反発マットレス特集