反り腰の原因と対処法※意外な動きが反り腰を改善させる?
反り腰の主な原因と3つの対処法とは?
腰痛には様々な種類があり、その症状も人によって個人差があります
前かがみの姿勢がつらい方、体を反った状態がつらい方
その症状に合った対策を取らないと逆効果になる場合もあり、まずは痛みの原因を知る事が最も重要です
今回は多くの人が悩まされている【反り腰】の原因と対策についてまとめてみました
あなたの腰痛は反り腰ではありませんか?
反り腰の主な2つの原因
長時間同じ姿勢で座っていると立って動いているよりも腰に負担がかかってしまいます
そして仕事上パソコンを使ったりデスクに向かって作業をしたりすると腕が前に出ているので、自然と背骨が曲がって前傾姿勢(猫背)になってきます
この前傾姿勢は椅子に座って辛くなっている腰を、楽にする姿勢です
背中を丸めた方が楽に感じるのは間違っていません
ですが、丸まっている姿勢が長く続くと身体の前面(お腹、鼠蹊部(そけいぶ)、大胸筋など)の筋肉が弱くなってきます
特にインナーマッスルの腸腰筋は姿勢を保つ上で重要と言われていますが、この筋肉も含めて弱ってきます
これらの筋肉が弱ったまま、時々背中を緊張させて良い姿勢と思われる背中を真っすぐにする状態をキープしようとすると極端に背中の筋肉が緊張しすぎて背中側の筋肉とおなか側の筋肉のバランスが1対1から崩れて背中側が相当な緊張をして結果的に腰椎の前湾(反り腰)を強くしてしまうのです
反り腰は女性の方が多く、原因としてはハイヒールを履くと反り腰になりやすいということがあります
なぜハイヒールがそこまで影響があるのかというと足裏の重心が人間の姿勢や骨格にとっては非常に重要だからです
ハイヒールを履くと足裏のつま先側に重心が移りほとんどつま先で全体重を乗せながら歩いてることになります
実際にやってみると分かりますがハイヒールを履いている状態は急な下り坂を下向きで立っているのと同じで、しかも転ばないように常にバランスを保ちながら歩いています
そして、骨盤を前方に反らせてバランスを保つので背中の筋肉が張って反り腰になってしまいます
反り腰になってしまった時におすすめのストレッチや対処法
少し難しいかもしれませんが、背中の筋肉を柔らかくすることを中心としたストレッチが一番効果が高いので、背骨を緩める感覚を覚えていきましょう
反り腰になっている人は、その多くの人が自分の背中の筋肉が張っていることに気づいてませんので、結果筋肉を緩めることもできないのです
張っていることに気がつけば、自分で「調子が悪い」と気づけます
おススメなのが四つん這いになって猫のように背骨を反らせたり、丸めたりするポーズです これは背骨の動きを良くすることで反り腰を治していく方法です
テレビで1回でも相撲の取り組みを見たことがあればイメージがつくと思います
お相撲さんは、もちろん反り腰の人はないでしょう この四股ふみをやっているとインナーマッスルが自然と左右で均等になり柔軟性と筋力がついてきます
お相撲さんは同じ姿勢で1時間立っていても腰痛が発生しないくらい強く、柔軟性のある身体をしています
この身体は基本的な稽古の中に含まれているので、その1つである四股ふみが腸腰筋に柔軟性と左右の筋力バランスを良くしてくれます
やり方は足を適度に左右に広げてつま先はやや外向き、そのままの足幅でお尻を下せるところまで真下に下げていきます
固い人はお尻が両膝よりも下に降りないぐらい固いです 柔らかければお尻が床に付きそうなくらい下に行くでしょう
大事なポイントは上半身の姿勢です
上半身はできるだけ真っすぐに伸ばして、鎖骨を広げるイメージで胸を張りすぎない程度にします
ストレッチだとこの姿勢のまま30秒くらい深呼吸をするのがいいでしょう
さらに筋力をつけたい人は、このままお相撲さんのように片足を上げていきます
この時に反動をつけて床を蹴って足を上げると意味がありません ゆっくりと限界まで上げていき5秒ぐらい止まってみましょう
これで上がりにくい足がわかると、左右の腸腰筋の弱い方が確認できると思います
私たちは寝ている時に寝返りを20回程打っているのですが、寝返りは熟睡の為や体の歪みを矯正する働きがあります
寝具が体に合っていないと寝返りが少なすぎたり、多すぎたりし、熟睡の妨げになってしまったり腰痛の原因になります
寝返りが打ちやすいマットレスや寝具などを活用して就寝中に筋肉疲労や歪みを矯正しましょう
ストレッチなどの対処法は痛みが少ない人に向けたものですので、身体を少し動かすだけで痛みを感じる時は無理をせず出来る範囲で行ってください
現代人は反り腰になっている方が多くいますが、正しい対処をすれば必ず症状は改善できます
自身で出来る事と医師や整体師などの専門家に任せる部分を見極めながら、腰痛を改善していきましょう♪