内臓性腰痛の原因と確認方法※腰痛に潜む病気に注意

整体師さんに聞いた内臓性腰痛の特徴や症状

内臓性腰痛とは内臓の疾患が原因で感じられる腰痛です
普通の腰痛と思って湿布などを貼っていても原因は内臓の病気ですから治る事はありません

 

 

どんな痛み方なのか?
自分で判断できる方法はないのか?

 

 

長引く腰痛には内臓性の病気を抱えている可能性がありますが、焦らずにその特徴を理解して対処していきましょう

内臓性腰痛の原因

原因は様々ありますので以下に挙げる病名が全てではありませんが参考で挙げてみます

  1. 胃腸の疾患(胃がん、胃潰瘍、十二指腸潰瘍など)
  2. 血管の疾患(腹部大動脈瘤、大動脈解離)おなかの中心部には太い血管が通っています
  3. 膵臓の疾患(膵臓炎、膵臓がん)
  4. 肝臓の疾患(肝臓がん、肝炎)
  5. 胆嚢の疾患(胆嚢炎、胆石)
  6. 腎臓の疾患(腎結石、腎盂腎炎、尿管結石など)
  7. 腸の疾患(腸閉塞、腸重積)
  8. 婦人科系の疾患(子宮がん、子宮内膜症、子宮筋腫、生理など)
  9. 便秘や下痢

これらの内臓疾患が原因で初期症状として腰痛を感じる時があります
がんなどの重い病気の時は人によって感じ方が違うので必ず腰痛が出るわけではありません

 

 

これら内臓の疾患時は臓器のある位置に対して同じ側の腰に痛みが出ることが多いようですが、全体的、逆側という例もあるので絶対ではありません

内臓性腰痛の可能性が高い時はどのような時か?

内臓性腰痛の時は、痛み方がずっと一定でどんな体制をとっても痛みが変わらない時が多いようです
(ただ、腎臓結石が尿管結石になり結石の位置が体制で変わり痛みが変わる時もあります)

 

 

また、腰をかばいながら生活をしていても徐々に痛みがひどくなっていく時も筋肉以外が関係している可能性があるので、内臓性腰痛を疑った方がいいかもしれません

 

 

女性は生理痛と重なって必ず腰痛になってしまうのは体質として変えることが出来ないと思わないでください
痛みが無い状態が正常なのです

 

 

体質を変えるには、生活習慣を変えれば必ず治ります
もし、自分で何をやっても重い腰痛、生理痛が必ずある時は専門家(婦人科、治療院、パーソナルトレーナーなど)に相談してみると、自分の生活の改善点が見つかるかもしれません

他の内臓性腰痛の可能性が高い時は?

  1. 筋肉が原因の時と違い1週間程度たっても痛みの強さが全く変わらない
  2. 普通の腰痛は朝が一番痛い、仕事をしていると痛くなるなど1日で痛みが変わってくるけど、1日の変化がない
  3. 腰痛以外にも内臓性の症状が出ている(吐き気、熱、目まい、腹痛、急な便秘や下痢などです)
  4. 食事を取った後に痛みが強くなる

内臓性腰痛なのか?確認方法まとめ

今まで腰痛を経験したことがない人は前項目の①~④を参考にして、早めにまずは整形外科を受診するのがいいでしょう

 

 

過去に腰痛になった経験がある人は痛み方や強さ、どんな体制でどう痛いのか?
などを確認して今までとは違う時は内臓性腰痛を疑った方がいいでしょう

 

 

痛みが出る間隔なども参考になります
1週間ぐらいで痛みが引かない時には整形外科で一度レントゲンを受けるのがいいと思われます
病院で問診をしてその時にいつもと違う痛み方や普段の生活習慣(お酒をいっぱい飲む、タバコを吸う、既往歴など)を伝えておけば医師もそれを考慮して、検査をしてくれます

 

 

医師には出来るだけ詳しく伝えておけば細かく検査をしてくれますので、自分の腰痛の状態を知っておくことは大事です
もし、相談した医師が話を聞いてくれなかったり、診断がただの腰痛で薬、湿布などでも効果がなく痛みの変化がなかったら無理をせずにセカンドオピニオン(他の病院で相談)してより詳しい検査を自分からお願いした方がいいでしょう

 

 

内臓性腰痛の場合は発見が遅れると、命にかかわる病気もありますのであまり軽く考えない方がいいと思われます